オフマットで活かすヨガの知恵! vol. 13

2019年1月24日Dai
2019年1月24日2019年1月24日

第2章 本当の自分探しの実践方法 1〜9項 本格的なヨガの準備

八支則の二ヤマ(5つの規範)の一部、またはクリヤーヨガ(瞑想する準備)のお話。この準備は、VOL5で説明した4つの思考で生み出される苦悩(クレーシャ)という心の状態の根源を克服するのに必要です。その根源は5つあります。

1.無明、無知(アヴィッディヤー)

変化し、汚れて、苦痛な真実でないもの、または、変化しないで、清浄で、幸せな不変の真実なものに、自分を重ねて本当の自分を勘違いしてしまうこと。また、以下の4つの大根源とも言われてます。

2.我想、エゴイズム(アスミター)

世界を観る存在と、観る力(五感と思考)の特徴を混同し、自分と心が同一化すること。

3.私的欲望(ラーガ)

喜びや楽しみを強く望み、執着すること。

4.嫌悪、憎しみ(ドヴェーシャ)

苦痛をもたらす思考のこと。

5.生命への固執(アビ二ヴェーシャハ)

自己保存の本能を含む、根深い死への恐怖のこと。

これらの根源を取り除き、三昧へ向かう前段階の準備としての苦悩から解放には、以下の3つを行います。

1.自己規律(タパス)

タパスの苦行という解釈は、大分後になって出てきたもです。本来の意味は、身体的には、礼拝して、清潔にして、率直に行きて、独身生活を経験して、不殺生を心がける。言葉では、静穏を周囲にもたらし、真実で快い言葉がけをする。心では、平静な状態で、親切を心がけ、自己を制御し、純真でいる。

2.自分を知る学び(スヴァディアーヤ)

聖典を読む、、、なんてことなんですが、聖書やヨーガスートラも含むインドの聖典でも良いですし、世に出回っている心理学(心理学ならアドラーがお勧め!)でも良いですし、、、僕の連載読んで頂いても良いです😄。人間とはどんな生き物なのか?を探求しましょう!ってことです。

3.自然の摂理を理解すること(イーシュバラプラニダーナ )

これ覚えてますか?既に説明した神様へのお祈りとしてオームと唱えましょうというやつです。詳しくは、VOL10を読んでくださいね。

さて、次回は深〜〜い苦しみについての話です。

(続)