第2章 本当の自分探しの実践方法 27〜34項 八支則の概要
マハトマ・ガンディーは、生涯を通して八支則の非暴力・正直を追求された方。ガンディーのように教えを堅実に守るのも1つですが、私の尊敬する先生の伝え方が1番好きなのでそのまま引用すると、
『八支則は、大昔にインダス川の辺りで人々が争う事なく、共に協力して暮らしていた人々の在り方。人間として本来の生き方を選択していけば、自ずと八支則は守られる。』
どう捉えるか?どう実践するか?は人それぞれなので気楽にいきましょう!では本論の八支則ですが、外的部門と呼ばれる
1.ヤマ(訓戒、気をつけること)
- 非暴力(傷つけない)
- 正直(嘘をつかない)
- 不盗(盗まない)
- 禁欲(規律正しい生活)
- 不貧(不要なものを抱え込まない)
2.ニヤマ(規範、するべきこと)
- 清浄(体と心の浄化)
- 知足(与えられたことへの喜び)
- 苦行(自分を律する強さと意志)
- 読誦(真実とは何かを学ぶ)
- 自在神への祈念(自然の摂理を理解)
3.アーサナ(姿勢、坐法)
4.プラーナヤーマ(呼吸法、調気)
5.プラッティヤハーラ(制感、感覚統御)
そして内的部門と呼ばれる
6.ダーラナ(集中)
7.ディヤーナ(瞑想)
8.サマーディ(三昧、深い瞑想状態)
の8段階から構成されます。
外的部門で外側から内側を観れる自分に、そして次に内的部門で内側をより深く観れる自分になれるように八支則を行なっていきます。
そして、八支則を行う中で実践者の内側で起きる7つの状態(サプタブーミ)というものがあります。
1.スベーッチャ
自分とは何かの理解を望む状態
2.ヴィチャーラナ
自分の苦悩について分析する状態
3.タヌマーナサー
真実について深く考えて瞑想する状態
4.サットヴァパッティ
瞑想で本物を見極める知恵をつける状態
5.アサンサクティ
深い知恵で満たされたと実感する状態
6.パタールターバーヴァニー
揺らがない知恵が自分の中で輝いてる状態
7.トゥールヤ
自分の真実に完全に目覚めている状態
ちなみに、私は1と2を行ったり来たりしてですが笑
では、次回はヤマ・ニヤマです。
(続)
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