オフマットで活かすヨガの知恵! vol. 19

2019年4月16日Dai
2019年4月16日2019年4月16日

第3章 本当の自分のパワー 1〜8項 最後の3段階 瞑想のサンヤマ

八支則の最後の説明です。

まず、ダーラナ(凝念)について。

何か好きなこと、楽しいことで夢中になることありますよね?その時なにが起きてるかというと、何かに集中していてそれ以外の思考が働いていない状態なんです。座りながらその状態を作るのに、一点集中のサマタ瞑想や起きていること全てに気づくヴィパッサナー瞑想が有名。

次に、ディヤーナ(禅定)について。

ダーラナの状態が集中することもなく、気づくこともなく起きている状態のこと。座っていて時間を感じなくなることもダーラナの違いとして言われています。例えば、座って目を瞑っていたら5分くらいの感覚だったのに数時間経っていたとか。楽しいことは、あっという間に時間過ぎますよね?この場合はディヤーナの状態が起きてるんですね。

そして、最後にサマーディ(三昧)。
これについては第1章で述べてきました。詳しくはVOL.9&12を読み返してみて下さいね。以下に哲学の先生達によって、サマーディがどの様に説明されているかを書いていきます。

オフマットで活かすヨガの知恵! vol. 9

オフマットで活かすヨガの知恵! vol. 12

サマーディとは、

✔︎瞑想の対象を理解し、まるで自分の考えがなくなったような状態

✔︎そこにいるだけだが、そこにいることも気づかない状態

✔︎自我意識が消えて、自分と対象の二元性がなくなった状態

✔︎個我や分離性を意識しなくなった状態

なんて説明されています。自分の言葉で置き換えるなら、全ては繋がってるってことが本当の意味でわかった状態、なのかもしれないと思っています。そして、これらをまとめた瞑想のプロセスをサンヤマと呼んでいます。

八支則をまとめると

最初の5段階は瞑想の為の準備で外的部門と言われています。また、最期の3段階は瞑想のプロセスで内的部門と言われています。

そして次回以降は、サンヤマを続けることによって深いサマーディに達した後に現れるシッディ(霊能)の話になります。正直ここからは、不思議な能力の説明ばかり。信じるか信じないかは別にして、テレビでも見たこともあるようなものもあります。

次回もお楽しみに!

(続)