世間では、ヨガ=体が柔らかくないとできない、というイメージが強いですが、事実、巷にあふれているヨガの写真などは足を頭にひっかけたり、体をぺたりと二つ折りにしたりとアクロバティックなポーズが多い印象です。そんなポーズにあこがれて練習を始めたはいいもののケガをしてしまった…という経験がある方もたくさんいるのではないでしょうか。

ポスターに載っているようなアクロバティックなポーズをしている方は、涼しい顔をしてポーズをとっているようで、そこに至るまでにたくさん練習し、努力をしています。あれらのポーズは一朝一夕で出来上がるものではないのです！（やっぱり！！）その練習というのは何年もかけて行う場合も多々。「あのポーズがやりたい！」という目標があることはいいことですが、それに必要なステップは何かをしっかりと理解し、地道に実践していくことが何よりも大切なのです。そのように順序を追って練習をしないとケガにつながってしまいます。アクロバティックなポーズほど、筋力や柔軟性など様々な要素が必要になり、やはり難易度は高いのです。自分には負荷が高すぎる練習を基礎がないままにやることはなんとも無謀な挑戦です。ケガをしてヨガをするのが怖くなったり、あこがれのポーズへの道が遠ざかってしまうなんて悲しいと思いませんか？遠回りに見えるようでも着実な練習がものを言うのです。

ヨガの練習をするときは、ポーズを完成させることを目標にするのではなく、そこまでの道のりを楽しんでみましょう。ポーズの形がすべてではありません。10人いれば10通りのポーズが生まれます。どれも正解です。なぜなら、自分に合ったポーズをすることがヨガの正解だからです。だからこそ、今の自分に合ったポーズを探すこと。ケガをしてしまうのは自分にはそぐわない負担を体にかけてしまうことが原因ですから、そうならないよう、自分に合った体の使い方をしていけるように練習を楽しみましょう！それは決して苦しいものではありません。いつだって新しい発見や進歩を見つけられて楽しい練習になるはずです。

より心地の良い自分に近づけるよう、少しずつ、自分のペースで練習を楽しんでみましょう！！練習を重ねていくと、少しずつ変わっていく自分の体に気づくことができるはずです。