ヨガの練習、してますか?
インストラクターの仕事が忙しくなってくると、なかなかスタジオレッスンに行く時間がない方も多いのではないでしょうか。レッスンを提供するばかりで全然練習をしていない…とお悩みの声をたくさん聞きます。毎日なんてできない、という声もちらほら…ヨガは実践してこそ初めて意味があるもの。だからこそ自分の練習の時間もしっかり確保したいですよね。でも、ちょっと待って。ヨガをできる場所はスタジオだけでしょうか?
まず、自分でヨガの練習をすること、セルフプラクティスって何をしたらいいの?そこから考えてみましょう!
そもそもアーサナって何のためにするの?
アーサナヨガの目的はヨガのゴールに近づくための準備です。ヨガのゴールとは瞑想を深めること。瞑想をよりしやすくするためにアーサナの練習があるということですね。インストラクター視点で行くと体づくりのための考える方も多いかもしれません。もちろんそれも一理ありますがそれだけが目的ではないのです。
自分も、周りも調和を目指そう
ヨガでは自分や周りに対してより調和のとれた状態をつくり出すことが大切にされます。調和とはすべてが心地のいい状態のこと。ヨガの教えの八支則では日常の行いについて書かれているヤマニヤマがありますが、それもただのルールではありません。「より調和を目指した結果、自然にできていた」というものであるべきです。ルールだからといってやりたくないのに嫌々やることに意味はありません。それは自分の中で不調和を生み出すからです。
心地のいい時間を過ごすために
練習した方が自分も居心地がいいからやろう、やりたいと思い、実践した結果としてのヤマニヤマの完成。それが本来の意味です。そのような状態になるにはある程度ヨガの学びを通じヨガの価値観が身についていることが必要になります。つまりヨガの実践は、アーサナに限らず、心地のいい時間を過ごすためのものでもあるのですね。だからこそ、セルフプラクティスもやらなきゃいけないから無理やりやるものではないということです!やった方が心地いいからやる、やりたいからやる、そのように実践できるといいですね。
少しずつ、はじめてみよう!
まずは呼吸や太陽礼拝などシンプルなものを少しの時間でもいいから始めてみましょう。実践するとその時間だけでなく、日常にも心地よさが続くことに気づくでしょう。そうすると、だんだんとセルフプラクティスすることが好きになって、自分の日常の一コマになりますよ。心地よさが続くと自然と心にも余裕が出て、日常の行動にも変化が出てきます。自分に対しても、周りに対しても調和のとれた行動に変化していくでしょう。
さあ、少しずつヨガを日常に取り入れて心地のいい日常を過ごしてみませんか?
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