異常に暑かった今年の夏でしたが、ここ数週間ですっかり秋を感じる季節になりましたね。太陽がキラキラしていて、湿度も低く過ごしやすい季節のはずなのに『何となく気持ちがそわそわして、落ち着かない。集中力が欠けてしまう。』『寒暖の差についていけず、体調を崩してしまった。』などの経験をされている方も多いのではないでしょうか。
ヨガのアーユルヴェーダ的な観点からいうと、それは私たちの体の中の【風=冷たい、乾燥している、軽い】が優勢になっているからなのです。これは私たち人間の体が自然と強く結びついている証拠でもあります。本日はこの厄介な季節をヨガでどう乗り切るのか、毎日のプラクティスに取り入れてもらいたいポーズのお話をしていきます。
まずは、この2つのポーズです。
これらのポーズは私たちの意識を内へ内へと導いてくれます。こんなイメージをしてみて下さい。お外でアクティブにたくさんの友人と過ごした夏が終わり、自宅でゆっくりと過ごすことが多くなり、意識は注意深くご自身へと向けられている。。。この2つのポーズは“グラウンディング”を感じる最も代表的なものです。周りで起こっている変化を受け止めながらも、変化に流されることのない自分軸にフォーカスしたポーズともいえるでしょう。
次にお勧めなのがこの2つのポーズ。
椅子のポーズは数呼吸するだけで、腿の表裏がブルブルし始め、上半身もカァー!っと熱くなってきます。実際にやっていただけるとお分かりになると思いますが、ポーズを解きたくなる感情の波が何度も何度もやってきます。ですが、そこを少し踏ん張って長めのポーズキープを試みてください。ポーズを解いた時の達成感、爽快感がハンパないです。船のポーズも見た目通り腹筋全体をガンガン使用する、とてもアクティブなポーズです。イメージとしては、息を吸うときに肩の力を抜いて胸を空に向けて太陽のエネルギーをもらうように、息を吐くときにはふわっと雲のベッドに身をゆだねるように。。。お腹以外の全ての部分の力を抜いてみます。
本日は4つのポーズを紹介させていただきました。どれもシンプルなものですが、説明させていただいたようなイメージを大切にして行っていただくと、実はとても奥深いポーズだということに気づかれると思います。是非、毎日のプラクティスに取り入れてみてくださいね!
次回は【ヨガで冬支度(呼吸編)】についてお話しさせていただきます。
お楽しみに!!
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