第1章 本当の自分(ゴール)探しは苦難の旅
41〜51 項 ゴールの更なる段階
VOL9では、有想(うそう)&無想(むそう)三昧のお話でした。何故心が動くのか?その対象を分析しながら瞑想を行い、最後には自分は意識だけなんだ!と気づきが生まれます。
そして、次の段階が今回のお話です。育った環境によって生まれた信念は理解した状態なのですが、まだ苦悩の種(種子 サンスカーラ、ビージャ)が残ってるんです。さて、その種の正体とは?少し怪しいかもしれませんが、記憶因子または前世以前の体験で生まれた苦悩のカルマ。
科学的には、正確な数字は諸説ありますが、
知能は、6〜7割は遺伝で3〜4割は環境
性格は、3〜4割は遺伝で6〜7割は環境
で決まる言われてます。
ヨガでは、人を肉体・心(精神)・魂と分解して捉えています。遺伝は肉体が引き継いだ過去の情報ですよね?それって、心にも魂にも過去の情報があるかもしれないと思いませんか?それを対象にして瞑想することを 「有種子三昧(サビージャ・サマーディ)」 といいます。
そして、苦悩が解消されて種子がなくなると、サマーディの最高の状態 「無種子三昧(ニルビージャ・サマーディ」となります。ここでの状態は、もう宇宙の真理を理解している状態なので、学ぶことはなく、全てを知っている状態です。
言い換えると、心を死滅した状態であり、正しい知識しかない状態です。そして、この状態がヨガのゴールなんですね。本当の自分とは、宇宙の真理を全て理解している存在なんです。そして、それに気づくとどうなるか?は、3章で説明しますが、待ちきれない方は、スティーブ・ジョブズが生前、毎年一回は読んだと言われる パラマハンサ・ヨガナンダのあるヨギの自叙伝という本がお薦め。彼はもう無種子三昧に達して、本来のパワー、超能力!?をバンバン使ってます。
怪しい?かもしれませんが、人間にはそんな可能性があるのか!って思って生きていた方が楽しくないですか?更にどんな能力か?知りたい方は、日本の超心理学者と言われる本山博先生の本がお勧めです。
来年から、2章に突入です!
それでは、皆様良い年をお迎え下さいm(__)m
(続)
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