これからヨガを始める方、そして、ヨガを一度経験したけどあまり自分には合わなかった、という方にぜひ頭に入れておいてほしいのが、ヨガは種類によって、そしてインストラクターによって相性があり、あなたの感じる事や経験も様々だという事。
自分に合ったヨガを探す旅
日本では特にここ数年ヨガブームから、モデルさんや著名人がヨガを教えるイベントという機会がありヨガを試してみたなんて方も多いと思います。有名なヨガインストラクターとヨガをするのも良いですが、1番大切なのは自分に合ったヨガを見つけるということです。自分に合うというのはヨガの種類もそうだし、ヨガのインストラクターによっても変わってきます。また、体調によって自分が求めているその日のヨガというのも変わってくるので、どのヨガが合っているかというのを判断するには時間がかかるかもしれません。
というのも、私の個人的な経験から言うと、同じ人でもその日の気分そして体調によって求めているインストラクターそしてヨガの種類が変わってくるんです。もちろん、個人でその日によって求めるヨガが違うという事は、長いスパンで考えてもその人のフィットネスレベルや性格によっても求めているインストラクターやヨガの種類も変わってくるということです。
求めているヨガは変化する
例えば、私は5年前のある日突然難病になり寝たきりになりました。難病になる前は、フルタイムでダンススタジオの経営、そしてダンスインストラクターをしていたので、自分の自由時間はよくヨガをしていました。当時は、自分が常にダンスを教えていた立場上、ヨガのレッスンを取るときはとにかくあまり考えず楽しめるレッスンを求めていました。同時に常にダンスをしていてアスリート並みに体がしまっていたので、パワー系のポーズなどを教えてくれる男性のインストラクターを好みレッスンを求めていた記憶があります。
反対に、難病になり寝たきりのところから徐々に体が動かせるようになった時は、まだ動ける範囲が狭かったので、ヨガプラクティスも呼吸法と簡単なストレッチだけをしていました。その時はとにかく自分にとって声が癒しに聞こえるインストラクターをYouTube等オンラインで探していた気がします(基本的に寝たきりだったため外出してスタジオに通うことが不可能でした)。でも、徐々に体調が回復してくるのと同時に、声が癒しのインストラクターだけでなくもっと肉体的にチャレンジさせてくれるヨガのインストラクターを求めるようにシフトチェンジしてきました。これは、治らないと言われていた難病と闘う私には肌で感じる事のできる回復の兆しでした。
現在の私とヨガの旅
現在の私は治らないと言われていた難病を完全克服し、週に3回から6回ヨガクラスに通っています。難病克服に大きな役割を果たしたヨガ、今では18もうすぐ19年続けているヨガですが、やっと素晴らしいヨガスタジオ、そしてティーチャーに出会いヨガインストラクターになろうと決めました。以前から、ヨガスタジオやヨガイベント、そしてアウトドアヨガをしていて何処でヨガを教えているのか…等と聞かれる事が多かったのですが、私のヨガティーチャートレーニングの旅は始まったばかりです。
そんな私は今、ヨガティーチャートレーニングのために普段はあまり興味のないヨガも含めとにかくいろいろなインストラクターからヨガを学び様々な種類のヨガをするように心がけています。ただ、個人的にはやはり基礎をしっかりやってくれるインストラクター、そして難しいアサーナに挑戦させてくれるインストラクターが好きで、そのインストラクターに惹かれている自分がいます。
母親になっての変化
そして忘れてはいけないのが、去年から今年にかけて大きく変わったのは私が母親になったということです。このことも私が求めるヨガの種類やヨガのインストラクターをがらりと変えました。育児そして仕事をしている私は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいてます。以前はYinヨガやレストレティブヨガなどはあまり興味がなく、とにかくパワーヨガや、アシュタンガヨガなどパワフルなヨガが好きでしたが、最近は全てのヨガを同じ位に求め、心と体のバランスをうまくとっているような気がします。
最後に…
18年、そして19年と長くヨガを続けている私が言える事は、とにかく様々な種類のヨガに挑戦し、多くのヨガインストラクターに出会い、あなた自身にピッタリのヨガに出会えることが大切で、ただがむしゃらにレッスンに通うのではなく、自分の心と体が求めている物や人に耳を傾ける、オープンな心を持つことがより意味のあるヨガプラクティスに繋がるのではないか…ということです。もちろん、その日そしてその週によっても求めていることが違うと思うので、しっかりあなたの心と体に寄り添ってみて自分にぴったりのヨガインストラクターを探してみてくださいね。
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